コンサルティングレポート(建設業/東京都)

2020/07/28

都内で建設業を営むお客様との月次会議がございました。
今月より構成を変えて、社員を巻き込んでの原価管理も行いました。

今回感じたのは、「原価管理」と言葉にするとシンプルですが、
実際に始めてみようと思うと、ハードルが高いのだという事です。

それは、原価管理には材料・工数・外注などの要素が絡んできますが、
これらを集計していたとしても、どういったルールでカウントするのか、
その前提が社内で統一されていないと、正しい原価管理ができないという事です。

例えば、ある人は、大まかに半日を0.5と工数カウントしている人もいれば、
正確に時間でカウントしている人もいます。

これは原価管理に限った事ではないですが、
何かをやろうとしたときに、それに必要な材料をどう集めるのか、
そのためには、経営者の方がその必要な材料を把握していなくてはなりません。

つまり、「現場」を知る必要があります。
そして、現場を知るには、社員とのコミュニケーションが不可欠です。

今回、初めての取り組みという事もあり、
想定していた原価管理の話にまで至りませんでしたが、
一歩踏み出したことで課題が見え、やる事が明確になりました。

そして、会議も定例でスケジュールを設定しましたので、
ある意味強制的に社員とのコミュニケーションの場を持つ事が出来、
現場を知る事にも繋がります。

ここから学んだことは、”まずは、はじめてみる”という事の大切さです。
はじめてみなければ、成功も失敗もありません。

では、何から始めるのか?
それは、自社を見つめて、優先順位の高い課題を見つけるしかありません。

こちらの会社様のように、
月次会議という自社を振り返る時間を毎月設定する事は、
想像以上に経営を良くすると感じた会議でした。

株式会社スリーアローズ
西村 和輝

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