コンサルティングレポート(建設業/神奈川)
2020/06/16
神奈川県で建設業を営む経営者様との月次定例会議がございました。
今回の会議では、売上目標を既にクリアしている事が分かっておりましたので、売上獲得に向けた話ではなく、
今ある経営課題についてヒアリングさせて頂いたところ、「採用」が課題であるというお話がございました。
その理由の一つは、コロナによる外国人の受け入れが出来ないという事。
もう一つは、これまで採用はせず(固定費を下げる)、外注を使って売上を伸ばしてこられたのですが、
ある問題があり、外注ではなく社内で採用していく必要があるからという理由です。
「採用はせず、外注を活用していく」という経営方針が変わった瞬間でした。
この経営方針の切り替えた決定的な要素は、”粗利率”です。
毎月の会議の中で、定例で行っている粗利の確認において、毎年売上が上がっているのに粗利が落ちているという、
生産性の減少が見受けられていました。
その要因を改めて確認したところ、多くの原因が外注費にありました。
社内で採用した方が、粗利を改善できるという事、またそれが結果的に
先の問題解決にもつながるという事で、この数的根拠と現況をプラスさせて、
今回の経営方針に至ったそうです。
この話から、財務諸表にはたくさんの数字が並んでいますが、
ある一つの数字をモニタリングするだけでも、よい経営判断ができると感じた会議でした。
株式会社スリーアローズ
西村 和輝
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